ユニットバスの蛇口は自分で交換可能?DIY前に確認したい7つのポイント
この記事では、自分でユニットバスの蛇口を交換する前に知っておきたい7つのポイントをご紹介します。自分で取り組もうと考えている人はぜひ参考にしてみてください。
・蛇口の種類
・蛇口の選び方
・蛇口交換に必要な工具
・蛇口交換にかかる費用
・蛇口を交換する手順
・自分で蛇口を交換するリスク
・水道修理業者に任せたほうが良いケース
【ポイント1】ユニットバスによく使用される蛇口の種類
1つ目のポイントとして、ユニットバスによく使用される蛇口の種類について解説します。主に以下の3つが挙げられます。
・ツーハンドル混合水栓
・サーモスタット混合水栓
・シングルレバー混合水栓
ツーハンドル混合水栓
ツーハンドル混合水栓とは、1つの吐水口に対して2つのハンドルがついた蛇口のことです。ハンドルの片方には水、もう片方にはお湯が流れる給水管・給湯管がつながっていて、ハンドルをひねることで水量・湯量を調整して適温にします。
適温の状態で一時止水ができるタイプでない場合、適温にするためには、使用するたびにハンドルを2つ操作する必要があるため手間がかかるというデメリットがあるでしょう。しかし、吐水量が多く短い時間で浴槽に水溜めやお湯はりができるため、浴室によく用いられています。
サーモスタット混合水栓
サーモスタット混合水栓とは、水量や水圧に関わらず自動で温度を調節する機能を備えた蛇口のことです。片側に温度設定用のハンドル、片側に水量・湯量の調節とシャワー・吐水口の切替えをおこなうハンドルがあり、使用する場合は必要に応じて左右のハンドルを操作します。
構造が複雑なためツーハンドル混合水栓と比べて壊れやすい点や流量が少ない点、水圧などによっては温度調節が難しい点などのデメリットはありますが、あらかじめ温度を設定しておけば常にその温度でお湯が出るため手間がかからず、湯温を一定に保ちたい浴室によく用いられている点が特徴です。
特に水圧の問題については、給湯器の水圧が低く、水道水の水圧が高い家庭の場合はツーハンドル混合水栓のほうが使いやすいこともあるため、取り付け前に確認するとよいでしょう。
シングルレバー混合水栓
シングルレバー混合水栓とは、ハンドルのレバーを操作することで水量や温度を調節する蛇口のことを指します。本体が縦に大きいため、設置場所の関係上、キッチンや洗面所での使用が主流ですが、浴室に設置されるケースもあるでしょう。水量を調節する際にはレバーを上げ下げし、温度を調節する際にはレバーを左右に回すタイプが一般的です。
ツーハンドル混合水栓と比べて壊れやすい点や流量が少ない点などがデメリットとして挙げられますが、片手でレバーを上げ下げするだけで操作できるため、高齢者や小さな子供など、力が弱い人でも使いやすい点はシングルレバー混合水栓のメリットといえるでしょう。
【ポイント2】ユニットバスに新しく設置する蛇口の選び方
2つ目のポイントとして、新しく設置する蛇口の選び方を解説します。
ユニットバスの蛇口を選ぶ際は、主に以下の観点から選ぶとよいでしょう。
・設置場所で選ぶ
・サイズで選ぶ
・流量や操作感で選ぶ
設置場所で選ぶ
浴室の蛇口の設置場所は「壁付き」と「台付き」の2パターンが考えられます。壁付きは、蛇口が壁に取り付けられているタイプで、台付きは蛇口が浴槽のふちなど台に取り付けられているタイプのことです。
蛇口の構造上、現在の蛇口が壁付タイプなら新しい蛇口も壁付タイプ、台付きなら台付きタイプへ交換するのが基本で、異なるタイプへ交換したい場合は、設置するための工事が必要になることもあるでしょう。一方、同じ設置タイプ同士であれば、ツーハンドル混合水栓からサーモスタット混合水栓といったような、異なる種類の蛇口に変更することも比較的容易です。
なお、浴室用のシングルレバー混合水栓は、形状の問題で壁付きにしか設置できないため、台付きタイプの設置を考えている人は注意しましょう。ツーハンドル混合水栓・サーモスタット混合水栓・単品のシャワーヘッドであれば、壁付きでも台付きでも設置することが可能です。
サイズで選ぶ
蛇口は設置場所さえ合えば、どれにでも交換できるわけではありません。交換する際は、以下のサイズが自宅の浴室に適合するものを選ぶ必要があります。
・口径
・取付穴の大きさ
・穴心間(芯々間)
口径は壁や台に埋まっている給水管とつなぐために必要な蛇口の根元の穴の大きさのこと、取付穴は浴槽やカウンター・壁面に空いている蛇口を差し込むための穴のことです。
また、穴心間は給水管と給湯管の間の長さのことを意味しています。壁付きの場合、穴心間が105mm~225mmであればほとんどの蛇口を設置可能ですが、台付きの場合、穴心間が85mm・100mm~102mm・120mmと3パターンの蛇口に分かれるため、新しいものを購入する前にサイズを測定し、浴室に合うものを選ぶことが大切です。
これらのサイズは説明書やメーカーのカタログなどを参照することで確認できますが、それらの資料で確認できない場合は、自分で蛇口を外して測定しても問題ありません。
ほかにも、スパウトが短いと浴槽まで吐水口が届かないこともあるので、スパウトの長さにも注意しましょう。スパウトとは蛇口カランの首の長さのことで、浴室用シャワー水栓であれば長さは170mmが標準ですが、洗い場専用タイプのものは長いと邪魔になってしまうことから、スパウトの長さが短くなっていることが多くあります。
流量や操作感で選ぶ
蛇口は種類によって流量が異なります。ツーハンドルは流量が比較的多いのですが、サーモスタットは構造が複雑で部品が多く、水の抵抗が強いため流量が落ちることが多いでしょう。そのため、流量の多いツーハンドルからサーモスタットに交換すると、流量や水圧を弱く感じて使いにくさを感じることもあるかもしれません。
これまでは快適な流量や水圧であったのに新しいタイプに交換したら弱くなってしまうのではストレスを感じることもあるでしょう。特に、ツーハンドルを使用していて流量がギリギリなのであれば、サーモスタットに交換しないほうが快適さを保てるかもしれません。
また、操作感についてはハンドルの形状によっては固くて操作しにくいものもあるため注意が必要です。スムーズに操作したい場合はレバーが長めのデザインや、スイッチを押して吐水・止水するタイプを選ぶとよいでしょう。これらのタイプは操作も簡単で使いやすいため、力の弱い高齢者や小さな子供でも問題なくお風呂で使用できます。
【ポイント3】ユニットバスの蛇口交換に必要な工具
ユニットバスの蛇口交換をおこなうときに必要な道具は、以下が挙げられます。
- モンキーレンチ
- ドライバー
- シールテープ
- 懐中電灯
- ウォーターポンププライヤー
- 雑巾またはタオル
- 歯ブラシ
ユニットバスの蛇口交換をおこなう場合は、部品の取り付けに使うモンキーレンチやドライバーに加えて、壁付けタイプの場合はシールテープ、台付きタイプは作業場所が暗いので懐中電灯などが必要です。
モンキーレンチはナットを回したり、給水管を取り付けたりするために必要な工具で、蛇口交換では必須アイテムともいえるでしょう。
プラスドライバーはハンドルやレバーを固定しているネジを外すときに、マイナスドライバーはネジタイプの止水栓を回したり、パッキンを外したりする際に使います。
シールテープは壁付きタイプの蛇口を取り付けるときなどに、水漏れを防ぐためにクランク管に巻きつけるときに使うものです。
古い蛇口の固着がひどい場合はレンチでの取り外しが難しくなるため、ウォーターポンププライヤーが必要なこともあるでしょう。ウォーターポンププライヤーはものを挟むためのプライヤーという工具の一種です。大きなナットでもつかめるような大きな開口部である点や、丸いものでも滑らないように大きな溝がついている点が特徴といえます。
これらのほかにも、水が漏れたときに拭くタオルや、蛇口の取り付け前に給水管の中を掃除するための歯ブラシも準備しておくと、作業をスムーズに進められるでしょう。
【ポイント4】ユニットバスの蛇口交換にかかる費用
浴室の蛇口交換は、自分でおこなう以外に水道修理業者に依頼する方法もあります。ここからは4つ目のポイントとして、それぞれのケースでいくら費用がかかるのかを解説していきます。
自分で蛇口を交換する場合
自分で蛇口を交換する場合は、新しく購入する蛇口の本体代金が主な費用となります。特に本体代金は幅が広く、どれを選ぶかで費用が決まります。
本体代金は、安いものならシャワー付きで約1万円からありますが、種類や性能、シャワーの有無やデザインなどで価格は変わります。なかには、高いものだと10万円を超えるものもあります。
また、修理に必要な工具を持っていない場合は、新たに工具の購入も必要になります。前述したモンキーレンチやドライバーなど、浴室の蛇口交換に使う工具を全て購入するとなると、1,500円~1万円以上かかる可能性があります。
質の良い工具を一式そろえると、蛇口の種類によっては水道修理業者に交換を依頼するのとあまり費用が変わらないこともあります。そのため、修理費用をなるべく抑えたい場合は購入する工具の質を考えたり、業者に依頼するのと比べてどちらがお得になるかを計算したりして事前によく検討することが大切です。
水道修理業者に交換を依頼する場合
浴室の蛇口交換を水道修理業者に依頼した場合は、蛇口の本体代金に加えて作業費などの料金を支払う必要があります。本体代金を抜いた料金の相場は、1万円~1万5,000円ほどになるため、自分で修理する場合に節約できるのはこのくらいの金額であると分かるでしょう。
本体代金以外で業者に支払う料金の内訳は、基本料金のほか出張料金、深夜・早朝料金、廃棄処分料金などがかかり、細かい料金設定は各業者で異なります。見積もりをとる際は、見積もりの内容が基本料金のみなのかその他の料金もきちんと含まれているのかを細かく確認することが重要です。
少しでも安く抑えるためには複数社から相見積もりをとって相場を確認するのが効果的ですが、安すぎる業者や見積もりを出さない業者は悪質な業者の危険性があるため注意しなくてはいけません。
良い業者を選ぶためには、すぐに対応してくれるかどうかを確認することも大切です。水漏れしているのに何日も待つのは難しいでしょう。繁忙期であれば難しい場合もありますが、できれば当日対応してくれる業者だと早めに直してもらえるため、すぐに快適な生活が戻るでしょう。また、どのような作業をするのか、事前に細かく説明してもらうことで安心して任せられます。
説明がないまま作業をはじめ、気が付いたら料金が追加されていたというケースもあります。過剰請求をされないためにも、事前説明があって見積後に料金を変更しないかどうかも確認すると良いでしょう。
ほかにも、アフターフォローがしっかりしている業者を選ぶことで、万が一、修理してすぐに壊れても再度対応してもらえます。アフターフォローがないと、修理後に壊れた場合、再びお金を払って修理してもらわなくてはいけません。アフターフォローがついていれば、万が一の場合も経済的負担がかからないので安心です。
【ポイント5】ユニットバスの蛇口を交換する手順
ここからは5つ目のポイントとして、蛇口を交換する手順について解説します。蛇口の交換は大まかに以下の様な流れで進めます。
1.給水を止める
2.古い蛇口を取り外す
3.新しい蛇口を取り付ける
4.給水を再開して動作確認をする
それでは、各工程について詳しくみていきましょう。
1.給水を止める
まずは、古い蛇口を取り外した際に給水管・給湯管から水が噴き出さないよう、作業前に水道の元栓を締めることが大切です。元栓を締めておかないと、床に水が広がって腐食するなど被害が拡大する恐れもあります。特に、浴室の給水管・給湯管には止水栓がないことも多いため、必ず元栓から締めておきましょう。
なお、元栓を締めてしまうと浴室だけでなく、家中の水が出なくなるため、修理が長引くようであれば元栓を締めるのは考えたほうが良いかもしれません。元栓を締める場合、給水は元栓のハンドルを時計回りに回すと止まる仕組みです。
元栓は、戸建だと地面に埋まった金属製のフタの中に、マンションは玄関横の水道メーターや給湯器が収納された場所にあることが多いです。止水栓を締める場合は、蛇口によって止水栓の場所は異なりますが、壁付きタイプの水栓で真ん中にマイナスドライバーで回す部分があるものだと簡単に止められるでしょう。そのようなタイプの場合は、時計回りに回すと止められるため、マイナスドライバーを使って水とお湯の両方の配管を止めるようにします。
2.古い蛇口を取り外す
<壁付きタイプの場合>
壁の給水管・給湯管と蛇口本体をクランクという部品がつないでいるため、まずは本体とクランクの接続部分にあるナットをレンチで緩め、クランクから本体を取り外しましょう。
本体が外れたら、クランクを反時計回りに回して壁から取り外してください。
<台付きタイプの場合>
蛇口が設置してある場所の下付近にある点検口を開け、給水管・給湯管と本体をつなぐナットを緩めて給水管・給湯管を本体から外します。その際、台の裏側にある本体を台に固定するナットも外し、台の上から蛇口本体を引き抜きましょう。
なお、給水管・給湯管や接続部分にあるサビやゴミは水漏れの原因になるため、壁付き・台付きタイプともに本体を取り外した後、歯ブラシできれいに掃除する必要があります。こうすることで、サビやゴミによる隙間ができるのを防ぐことができます。
3.新しい蛇口を取り付ける
<壁付タイプの場合>
まずは給水管・給湯管にクランクを挿し込んで時計回りに何回転で設置できるか確認し、一旦外してから接続部分にシールテープを5~6回巻き付けます。その後、左側のクランクを給水管・給湯管に設置し、先ほど確認した回転数より1回だけ少ない回数を回して取り付けましょう。
回し過ぎて逆回転させると水漏れを招くため、シールテープを巻くところからやり直さなくてはいけません。右側のクランクも同様に設置するのですが、右側は左側より若干低い位置で止め、蛇口本体を取り付けてから左右のクランクの高さが水平になるよう調節して完了です。
<台付きタイプの場合>
台の上から新しい蛇口本体を挿し込み、台の裏側から蛇口を固定します。給水管・給湯管にパッキンがあるか確認してから本体と給水管・給湯管をナットで接続して作業完了です。
4.給水を再開して動作確認をする
蛇口交換に伴うすべての作業が終わったら、元栓を反時計回りに回して給水を再開させ、蛇口の接続部などから水漏れをしていないか厳重にチェックしましょう。
台付きタイプは、給水管・給湯管の水漏れを確認してから点検口のカバーを閉じます。水漏れは、見てすぐに分かるような状態以外にも目に見えにくい少量の水漏れもあるので、乾いたティッシュで蛇口や給水管・給湯管などに触れて確認するとよいでしょう。
また、どこも水を使っていないのに水道メーターが動いている場合、見えない部分で水漏れしている可能性があるため、水道メーターを確認して水漏れしているかどうかチェックすることも効果的です。特に、水道メーターの変動が激しい場合は見えない部分の配管が破損している恐れもあり、そのような場合はすぐに水道業者に点検を依頼しなくてはいけません。
【ポイント6】自分でユニットバスの蛇口を交換するリスク
ここからは6つ目のポイントとして、自分で蛇口を交換するリスクについて解説します。自分で蛇口を交換するリスクは以下のようなことが挙げられます。
・給水管・給湯管や部品を破損させる
・正しく取り付けられず水漏れする
・工具・蛇口・作業手順を間違えやすい
給水管・給湯管や部品を破損させる
自分で蛇口交換するリスクとして、給水管・給湯管や部品を破損させる可能性がある点が挙げられるでしょう。
蛇口交換のDIYでよくある失敗が、力を入れ過ぎてナットなどの部品を壊したり、給水管・給湯管をねじ切ったりしてしまうことなのです。慣れていない場合、力加減が分からずに、ついつい強く回してしまうのかもしれません。部品を壊した場合は部品の交換が必要になりますが、部品によっては交換ができず、本体ごと買い直さなければならないこともあるため、気を付けなくてはいけません。
特に給水管・給湯管をねじ切った場合は修理ができないため、壁を壊して管を取り換える大がかりな工事が必要になります。このように部品・本体の買い直しや工事が必要になると余計な費用がかさんでしまい、業者に交換を依頼するよりずっと高くなることもあるでしょう。
正しく取り付けられず水漏れする
蛇口には細かい部品も多く、それらを正しい位置に正しい手順で取り付けないと水漏れの恐れがあります。自分で蛇口交換作業をおこなう場合、慣れていないと、正しく取り付けられず、修理したはずなのに水漏れしてしまう可能性もあるでしょう。
作業後の水漏れチェックでは問題なくても、力の入れ過ぎで給水管や給湯管に亀裂が入っていることもあり、見えない部分で水漏れすることもあるので注意が必要です。水漏れに気付かず放置していると、カビや錆びなどの原因になってしまいます。カビが原因となってアレルギー疾患を引き起こす恐れもあり、健康上の問題があるでしょう。
マンションの場合、水漏れが階下の部屋にまで漏れ出してしまうこともあり、そのような場合には家財がダメになって高額の損害賠償金や慰謝料を請求されることもあるのです。また、相手との関係が悪くなることで住み心地が悪くなり、引っ越さなくてはいけない可能性も考えられます。
工具・蛇口・作業手順を間違えやすい
蛇口には複数の種類や設置タイプ、サイズがあるため、自分で修理するために買いに行ったものの、自宅の浴室に合わないものを間違えて購入しやすいという問題もあるでしょう。また、蛇口によっては専用の工具が必要だったり、古い蛇口だと部品の規格が変わっていたりして手持ちの工具が使えないことがあります。そのような場合には、新しい工具を買う必要があり、想定以上に費用が高くなってしまうかもしれません。
さらに、工具や蛇口を間違えると、返品や購入で余計な時間と手間、費用がかかってしまう点もリスクの1つとして挙げられます。規格が変わっている場合は追加で部品購入が必要なこともあり、その場合は選ぶのも難しくなるでしょう。
作業手順を間違えていろいろと分解した結果組み立てられず、結局業者を呼んで交換してもらうケースも多くあります。自分で修理を試みてから業者に頼むと、余計な費用がかかってしまうため、事前に自力でもできるかどうか、よく考えてから修理作業に取り組むほうがよいでしょう。
【ポイント7】蛇口交換を水道修理業者に任せたほうが良いケース
最後に、7つ目のポイントとして、蛇口交換を最初から業者に任せた方が良いケースについて解説します。
DIYに自信がない場合
業者に任せたほうが良いケースとしては、まず、DIYに自信がない場合が挙げられます。蛇口の交換にはある程度の知識や技術が必要になるため、DIYに慣れていない人が作業する場合は多くの時間と労力がかかるでしょう。特に台付きタイプの蛇口交換は点検口内の暗く狭い場所での作業となり、難易度が上がります。また、サーモスタットなど構造が複雑な蛇口も部品や工程が多いため、作業が難しいでしょう。
技術が不十分だと水漏れや破損などのトラブルを招き、費用を抑えるために自分で修理するはずが、かえって費用が高額になる恐れもあるのです。部品の買い直しであれば大きな出費にはなりませんが、工事が必要になった場合は高額出費になるでしょう。
業者であれば豊富な経験や設備があり、スムーズかつ正確に蛇口交換ができるため、DIYに自信がなければ最初から業者に任せたほうが安心です。業者に蛇口交換を依頼する費用は、本体代金を抜くと1万~1万5,000円ほどかかります。高いと思う人もいるかもしれませんが、DIYに失敗するとこれよりも高い費用がかかる可能性があるため、どちらがよいかは自分のDIYに対する自信などを考慮して考えると良いでしょう。
古い蛇口の場合
修理する対象が古い蛇口である場合も業者に任せるほうが良いです。古い蛇口は経年劣化が進んで給水管・給湯管や部品が折れやすく、ナットなども固着して外しにくくなることが想定されます。そのような状態で無理に作業すると配管や部品を破損させてしまうリスクが高く、水漏れを招いたり部品の追加購入が必要になったりする可能性もあるでしょう。技術や経験が豊富な業者は蛇口や配管の状態に合わせた作業が可能であり、老朽化していても無事に交換できる可能性が高い点が魅力です。
また、固着した部品を外すには特別な工具が必要なこともありますが、業者ならさまざまな種類の工具を持参しているため問題なく作業できるでしょう。自分で修理するときは必要な工具がない場合、新しく買い足さなくてはいけませんが、業者に依頼すればそのような必要がないため、無駄な出費を抑えることが可能です。
蛇口交換に自信がない場合は無理せず水道修理業者に相談を!
ユニットバスの蛇口は自分で交換することも可能ですが、今回紹介したようなさまざまな知識を理解したうえで挑戦することが大切です。正しく取り付けないとトラブルを招き、手間も費用も余計にかかることが珍しくないので、自信がなければ最初から業者に依頼したほうが安心かつ確実でしょう。本記事で紹介したポイントを参考にしつつ、修理に自信がなければ早めに業者に依頼してみてください。
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