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蛇口のレバー・ハンドルを交換するには?基本的な交換方法と手順を紹介

更新日:2023/03/24
故障や新調など、何らかの理由で蛇口のレバーやハンドルを部分的に交換したいと思うことはないでしょうか。しかし、パーツによっては業者に依頼しなくても自分でできる場合もあります。特に、インテリアとして蛇口の交換をしたいときは、手軽にできることもポイントです。

この記事では、自分でも可能な蛇口やレバーの交換方法や、必要な準備などについて解説していきます。
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水道の蛇口の取っ手だけ交換することはできる?

蛇口の回すところは、水を出したり止めたりするために頻繁に使う場所です。そのため、ちょっとしたきっかけで故障しやすい部分といえます。素材によっては古くなってくるとサビが出てくる場合もありますし、見た目にも劣化が出やすい部分です。また、蛇口の回す部分はさまざまな素材やデザインのものも出ており、インテリアとして楽しむ人もいます。故障や劣化に関係なく、蛇口の回すところだけ部分的に交換したいと考える人もいるのではないでしょうか。

基本的には、蛇口本体に異常がないなら、ハンドルやレバーなど新しい部品を自分で交換することは可能です。本体に何らかの不具合が出ているならDIYするのは難しい問題になってきますが、ただインテリアとして部品交換をするなら自分で行っても特に問題はありません。

トイレや洗面台などの蛇口は人の目にも触れやすいため、デザイン性の高いものに交換するだけで印象は変わります。賃貸の場合でも、退去のときにきちんと原状回復をしておけば、一時的に違うハンドルやレバーに交換して楽しむこともできます。

交換の前に!蛇口の種類をチェックしよう

蛇口といってもさまざまな種類があるため、交換する前に必ず確認することが大切です。そこで、一般的によく見られる蛇口の種類を紹介していきます。

シングルレバー式

シングルレバーとは、一方に蛇口部分があり、もう一方にはレバーが付いているというタイプのことです。レバーを上下に動かすだけで、吐水と止水のどちらも一つのレバーで行います。さらに、左右に回せば水量や温度まで調整でき、操作がしやすいといった特徴を備えています。手軽で使いやすいことから、台所や洗面所など近年の住宅ではレバー式を採用しているケースは多いでしょう。

シングルレバーには、ワンホール混合水栓やツーホール、シングルレバー混合水栓などが存在します。シングルレバーの場合、補修用の部品としてレバー部分だけ販売している場合があります。ホームセンターやDIYショップなどでも扱われており、自分でも交換が可能な部品です。

ハンドル式

ハンドル式とは、ハンドルを左右に回すことで吐水と止水を行うタイプの蛇口のことをいいます。ハンドル式は、上から見ると三角形のものや円形のものが特徴的です。ハンドル式は、単水栓やツーハンドル混合水栓などに多く見られます。単水栓の場合は主に水だけですが、ツーハンドル混合水栓の場合は水とお湯のハンドルがそれぞれ別についています。単水栓は公園や学校、住居であれば屋外で使われることの多いタイプです。

一方、ツーハンドル混合水栓は、水とお湯の両方が必要な洗面所や浴室などに多く採用されています。ハンドル式の蛇口も、自分で交換可能な部品です。形状や素材なども豊富でさまざまな種類が販売されており、気軽に交換することができます。アンティークなノブ型のものやつまみも多いことから、インテリアとしても楽しめるタイプです。

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蛇口のレバー・ハンドルを交換するときに必要なもの

蛇口の交換を自分で行う場合、事前にきちんと準備をしておくことが重要になってきます。ここでは、蛇口交換に必要なものを紹介していきます。

交換用の新しい部品

必ず必要なのは、交換用の新しい部品です。蛇口に合った新しい部品をまず用意しておきましょう。ただし、なんでもいいということではありません。自宅の蛇口タイプに適していることが重要になってきます。

シングルレバーの場合、交換用部品はあらかじめ品番とメーカーを調べて同じものを購入することが基本です。現状で使っているメーカーや品番を調べるには、蛇口本体のラベルまたは取扱説明書などで調べることができます。シングルレバーは、種類が違う蛇口のレバーではうまく交換できない可能性が高いといえます。そもそも合わないものを使った場合、水漏れなどの原因になる可能性も出てくるため注意が必要です。

一方、ハンドル式の場合はそれまで使ってきたハンドル以外のタイプに交換することもできます。例えば、レバーハンドル用の部品を新たに購入して交換しても特に支障はありません。ハンドル式は、回しやすい形状やデザイン性を重視して選ぶことが可能なタイプです。もしも蛇口のメーカーと新しいレバーのメーカーが違っていても、アダプターを使うことで交換が可能になります。

ハンドル式で使える部品には節水タイプやパドルレバーなどさまざまなタイプが出ているので、購入する前にチェックしてみるといいでしょう。なお、シングルレバー式もハンドル式も、部品はそれぞれホームセンターやインターネットショップ、またはメーカーなどから直接入手できます。

作業に使う工具類

部品の交換に必要な工具を持っていない場合、あらかじめ買い揃えておく必要が出てきます。工具類を揃えている人でも、使えるものがあるかどうか事前に確認しておくといいでしょう。

蛇口の部品交換に使う工具は、基本的に次のようなものがあげられます。
・六角レンチ
・マイナスドライバー
・プラスドライバー
・Oリング(オーリング)ピッカー
・モンキーレンチ

まず、ネジを外して取り付けまで行う道具として必要なのが六角レンチやプラスドライバーなどです。六角レンチは、太さが異なる数本が1セットになっているものがあるので、それを購入しておくとサイズを合わせやすくなります。プラスドライバーも、先が細めのものと太めのもの両方あるのが理想的です。

そして、キャップを外す際の工具にはマイナスドライバーがあると便利に使えます。場合によっては、Oリングピッカーやモンキーレンチなども用意するといいでしょう。いずれの工具も、ホームセンターやDIYショップで購入できますし、100円ショップで揃えることも可能です。

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自分で蛇口のレバー・ハンドルを交換する方法

では、自分で蛇口のレバーやハンドル部分を交換する際の手順と方法をケース別に紹介していきます。なお、手順については蛇口の種類によっても異なります。ここで紹介するのはあくまで一般的な方法として説明します。

シングルレバー式の取っ手を交換する方法

手順
1.止水栓を閉める
2.古いレバーを取り外す
3.新しいレバーを取り付ける
4.止水栓を開ける
5.水を出して水漏れが無いことを確認する

作業前に必ず行っておくのが、止水栓を閉めることです。止水栓は、洗面台なら通常は下の扉を開けたところにあります。台所の場合も同じで、シンク下の扉の中にあるのが一般的です。こうすることで、交換する箇所の水だけを止めることができます。家全体の水を止めるには大元の止水栓を止める必要がありますが、戸建て住宅の場合は屋外に出て作業しなければなりません。それより、部分的に止める方が簡単です。

止水栓を閉めたら、次はレバーを外していきます。シングルレバー式の場合、種類によってレバーのはずし方やネジの位置に違いがあります。パターンとして見られるのは、手で握って上方向に引っ張るタイプもしくはレバーの根元または裏側などにあるネジを外すというタイプです。ネジを外すときはドライバーでゆるめていきます。

それ以外にも、キャップを外してその中にあるネジをゆるめるタイプもあります。自宅のシングルレバー式がどのタイプなのか、はじめによく構造を確認したうえで適切にレバーを引き抜いていきましょう。ドライバーでゆるめる必要があるのに、誤って無理に引っ張るなどしないよう注意が必要です。

レバーを引き抜いたら、次は交換用のレバーを蛇口本体にはめ込みます。必要に応じてネジを締めたりキャップを取り付けたりしたら、続いて止水栓を開けます。そして、レバーの操作を確認し、水が正常に出るかどうか確認して異常が見られなければ完了です。

ハンドル式の取っ手を交換する方法

手順
1.止水栓を閉める
2.ハンドルのキャップを外し、中のビスを外す
3.汚れやゴミを取り除く
4.アダプターおよび新しいハンドルを取り付ける止水栓を開ける
5.ビスおよびキャップを取り付ける
6.止水栓を開ける
7.水を出して水漏れが無いことを確認する

ハンドル式の取っ手を交換する際も、はじめに行うのは止水栓を閉めることです。

ハンドル式の交換をする手順としては、まずオーリングピッカーなど先が尖ったものでハンドルのキャップを外していきます。このとき、カッターなどは刃が折れてケガをする恐れがあるので使わないようにしましょう。

キャップを外すとビスが見えてくるので、プラスドライバーを使って外します。ビスは紛失しないよう、注意が必要です。また、ハンドルを取り外したとき、汚れが目立つようなら必要に応じて掃除を行います。

次に、アダプターと新しいハンドルを取り付けていきます。きちんとはまったら、さきほど外しておいたビスをはめ、プラスドライバーを使ってしっかり締めておきましょう。締めるときは、時計回りです。

きちんと締まったら最後にキャップをはめておきます。止水栓を開けて操作確認と水の出方をチェックし、問題がなければ完了です。

ハンドル式の取っ手をレバー式に交換する方法

手順
1.止水栓を閉める
2.ハンドルのキャップを外し、中のビスを外す
3.新しいレバーハンドルを取り付ける
4.ビスおよびキャップを取り付ける
5.止水栓を開ける
6.水を出して水漏れが無いことを確認する

ハンドル式の取っ手をレバー式に交換する際も、はじめに行うのは止水栓を閉める作業です。次に、ハンドルのキャップを外し、その下のネジをプラスドライバーを使って外していきます。ここまでの手順はさきほど説明した「ハンドル式の取っ手を交換する方法」と変わりません。

続いて、用意しておいた交換用のレバーハンドルを取り付けていきましょう。メーカーが違うレバーハンドルに交換する場合は、まずスピンドルにアダプターを取り付ける必要があります。そして、その上からハンドルをかぶせていきます。

プラスドライバーでネジを締めたら、しっかり固定してキャップをはめたら作業は終わりです。あとは止水栓を開けて操作確認を行い、水の出方に異常が見られないなら問題なく使えます。

業者に依頼したほうが良いケースとは

ここまで紹介してきたのは、あくまで蛇口や水道自体に何の問題がない場合の交換方法です。単純に蛇口のレバーやハンドルの交換だけなら、自分で行っても特に問題はありません。手順や部品を間違えなければ、特殊な工具を使うことなく誰でも可能です。DIY初心者でも難しいということはないでしょう。

ただし、無理に作業を行うと取っ手以外の部分を破損させるなどトラブルが出る恐れも出てきます。破損するようなことがあれば、余計な費用がかさむ可能性が高くなります。また、レバーやハンドル自体が固い場合には、無理に行うことで作業中に思わぬケガをするかもしれません。特に、普段工具類を使うことに慣れていない人は注意が必要です。

さらに、そもそも水道自体に何らかの不具合があったりレバーやハンドル以外に劣化が見られたりしたら、自分で部分的に交換するだけでは対応できません。自分で対処するのが難しいと感じたら、無理をしないで業者に依頼する方が賢明です。

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蛇口の種類を確認してスムーズにレバー・ハンドルを交換しよう

蛇口にはレバー式やハンドル式などのさまざまな種類があります。種類によっても交換方法が異なるため、手順を間違えないように作業することが大切です。まず自宅の蛇口がどのタイプなのか事前にきちんと確認し、そのうえで交換可能かどうか判断することが必要になってきます。

可能な場合も、適切な部品や工具類を揃えることが重要です。うっかり故障させることのないよう、適切な方法で交換作業を行いましょう。

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