リクシルのトイレ修理費用は?自分でできる応急処置も紹介
この記事では修理費用の相場や応急処置方法など、リクシルのトイレにトラブルがあった時に気になることを徹底解説します。自分でできる修理方法や依頼の仕方も分かるので参考にしてください。
自分でできるトイレトラブルの応急処置方法
トイレトラブルが発生したとき、本格的な修理は依頼するとしても、応急処置だけは自分でしておいた方がよい場合もあります。特に水が止まらないトラブルの場合は水だけでも止めておきたいものです。ここからは、ケース別に自分でできる応急処置を解説します。
タンク式のトイレで水が止まらない場合
タンク式のトイレで水が止まらない場合は、止水栓(元栓)を閉めると水が止まります。マイナスドライバーを使い、止水栓を時計回りに回しましょう。止水栓を止めれば応急処置は完了なので、あとは後述の修理方法を参考に修理を試みてください。
なお、止水栓を回した回数を覚えておくと、後で止水栓を元に戻す時に元々開いていたのと同じだけ開くことができます。
タンクレス式のトイレで水が止まらない場合
タンクレス式のトイレ(タンクがないトイレ)で水が止まらない場合は、まずコンセントから電源プラグを抜いて、10秒ほど待ってから再び差し込んでください。
その後の対応は機種によって違います。リクシルのタンクレス式トイレにはフタ裏面、または本体側面(本体後面)に品番シールが貼ってあるので、品番を確認してください。ここからは品番ごとに応急処置の順序を解説します。
「間欠流動」「自動流水」機能を解除した方がよい場合
以下の品番のトイレで水が数分間隔で流れたり止まったりしている場合は、「間欠流動」か「自動流水」の機能に原因がある場合があります。
DV-S4*****、DV-S5*****、DV-S6*****、DV-S7*****
DV-S8*****、DV-G1*****、 DV-G2*****、DV-E1*****
DV-D1*****、DV-J2*****、DWV-SA1*****、DWV-SA*****DWV-SB1*****、DWV-SB2*****
(*には数字や文字が入ります)
自宅のトイレが上記の品番に該当している場合はリモコンの[節電]と[マッサージ]スイッチを同時に2秒以上押して機能を解除してみてください。「ピー」という音がしたら解除完了です。
「間欠流動」「自動流水」機能を解除しても水が止まらない場合は、次項の方法を試してください。
流動ハンドルを回した方がよい場合
「間欠流動」「自動流水」機能を解除しても水が止まらなかった場合や、品番が「DV-1」「DV-2」「DV-3」で始まる場合はトイレの側面に付いている流動ハンドルを右に回して閉めてください。それでも水が止まらなかった場合は、止水栓を閉めて修理を依頼してください。
便器と床の間やシャワートイレから水漏れしている場合
便器と床の間やシャワートイレから水漏れしている場合は、止水栓を右方向に動かなくなるまで回しましょう。その後の修理は専門的な技術が必要となり、一般の方には難しいので、リクシルや修理業者に修理を依頼してください。
リクシルのトイレでトラブルが起きたときの修理方法
リクシルのトイレでトラブルが起きた時は、まずは自分で修理を試みてみましょう。自分で修理できれば、修理費用を抑えられます。ただし、無理は禁物です。修理方法を間違えると、階下への漏水や便器の割れなど深刻なトラブルに発展します。下記の修理方法を試してみて、解決しなければリクシルや修理業者に依頼しましょう。
手洗い器・タンクの水が止まらない
手洗い器やタンクの水が止まらない場合は、以下の手順で修理を行ってください。
- 止水栓を閉める
- トイレタンクのフタを開けて損傷などの異状がないか確認する
- タンクの中の水位を確認する
- 水位が高い場合:浮き玉を持ち上げるかボールタップを交換する
- 水位が低い場合:鎖とフロートバルブかレバーハンドルを交換する
トイレタンクのフタは落とすと割れてしまうので慎重に持ち上げてください、トイレタンクの水位の高さはオーバーフロー管のW.L.(ウォーターライン)を基準に判断します。水の高さがW.L.の位置にあれば適量です。
上記の修理方法は一般の方でもできますが、難しいと感じる方が多いはずです。難しく感じたら無理をせず、プロに修理を依頼しましょう。
水が流れない
水が流れない場合は、以下の手順で修理を行ってください。
- トイレタンクのフタを開けて水位を確認する
- 水位が高い場合:便器のつまりを取り除く
- 水位が低い場合:ボールタップの調整ねじを回してタンクの中の水位を上げる
水位の高さはオーバーフロー管のW.L.(ウォーターライン)を基準に判断してください。
便器に水が溜まらない
便器に水が溜まらない場合は、以下の手順で修理を行ってください。
- 止水栓を閉める
- 止水栓のフィルターを取り外して掃除する
- フィルターを戻し、止水栓を元の状態まで開ける
トイレがつまった
トイレがつまった場合は、以下の手順で修理を行ってください。
- ラバーカップでつまりを取り除く
- バケツで水を流してつまりが取れたことを確認する
上記の修理方法で解消されるのは軽度のつまりのみです。重度のつまりは一般の方では解消できないので、プロに依頼してください。
なお、トイレつまりの解消法としてお湯を流してつまりを解消する方法が紹介されていることもありますが、熱湯は使わず、必ず40度ほどのぬるま湯を使用してください。熱湯を使うと便器の割れの原因になります。
また、お湯で解消できるのは軽いつまりのみなので、解決しないようであれば無理に自分で直さず、修理を依頼してください。
給水管・止水管から水漏れしている
給水管・止水管から水漏れしている場合は、以下の手順で修理を行ってください。
- 止水栓を閉める
- 床にタオルなどを敷いて床下浸水を防ぐ
- 結合部分の緩みを直すかパッキンを交換する
便器とタンクの間から水漏れしている
便器とタンクの間から水漏れしている場合は、以下の手順で修理を行ってください。
- 止水栓を閉める
- 床にタオルなどを敷いて床下浸水を防ぐ
- トイレタンクのフタを開けて樹脂カバーの上に水が溜まっているか確認する
- 溜まっているか溜まっていた形跡がある場合は整流スポンジを交換する
シャワートイレのシャワーが出ない
シャワートイレのシャワーが出ない場合は、以下の手順で修理を行ってください。
- 止水栓が閉じていたら開ける
- 着座センサーがあれば掃除する
- ストレーナー(フィルター)を掃除する
便器がひび割れている
便器がひび割れている場合には、自分でできる修理方法はありません。DIYではどうにもならないので、自分で修理しようとせずにすぐにリクシルか修理業者に依頼してください。
リクシルのトイレ修理の費用相場
トイレ修理の費用相場は、リクシルと修理業者のどちらに依頼するかによって異なります。また、故障個所や故障状況によっても費用は変動します。
リクシルに依頼した場合の修理費用は、部品代を含めて概ね10,000~50,000円ほどです。また、リクシルのサービスマンが故障診断や原因特定をするだけでも費用が発生します。異常がなかった場合や見積もりが提示されてから依頼をキャンセルする場合でも費用が発生するので注意が必要です。
修理業者に依頼した場合は、業者によって修理費用は変わりますが、リクシルに依頼する場合の半額ほどで修理できることもあります。また、多くの業者は故障診断や原因特定が無料です。
代表的なトラブルと依頼先ごとの費用の相場は以下の通りです。実際の費用は見積もりで提示されるので、あくまで目安として参考にしてください。
トラブルの内容 | リクシルの修理費用(目安) | 修理業者の修理費用(目安) |
---|---|---|
水が止まらない | 13,200~39,050円 | 8,000~10,000円 |
トイレが詰まった | 13,200~19,250円 | 5,000~20,000円 |
床と便器の間から水漏れしている | 16,500~45,650円 | 10,000~12,000円 |
シャワートイレから水漏れしている | 16,500~39,050円 | 13,000~25,000円 |
修理はリクシルと修理業者のどちらに依頼するべきか
トイレの修理を依頼する先は、リクシルか修理業者の2つです。リクシルと修理業者のおおまかな違いは下の表の通りです。
項目 | リクシル | 修理業者 |
---|---|---|
修理費用 | 比較的高い | 比較的安い |
出張料 | 有料 | 無料の場合が多い |
キャンセル料 | 有料 | 無料の場合が多い |
修理スピード | 遅い場合もある | 早い場合が多い |
探す手間 | なし | あり |
リクシルと修理業者はどちらも一長一短ですが、安心感を求める方にはリクシル、スピードを求める方には修理業者がおすすめです。ここからはリクシルと修理業者について、メリットやデメリット、依頼方法を詳しく解説します。
リクシルに依頼する方法とメリット・デメリット
リクシルに依頼するメリットは、依頼先を探す手間なしにクオリティの高い修理を受けられることです。また、リクシルから修理に来てもらう方が安心感を持てるという人もいるでしょう。
- 修理業者に比べると修理費用が高くなりやすい
- 修理に来てもらうまで時間がかかる場合もある
- 故障診断や原因特定だけで費用が発生する
リクシルへの修理依頼は電話で依頼できるほか、WEBで24時間いつでも依頼できます。しかし、営業時間外や土日祝日に依頼すると翌営業日の対応になり時間がかかります。また、訪問の前に日時の調整も必要なので、調整にも時間がかかります。
リクシルへの依頼を検討している人は、修理依頼を出して、修理までにどのくらい時間がかかるか確認しましょう。修理の申し込み先は下記の通りです。
電話が込み合うこともありますが、気軽に相談できるので一旦電話をしてみるのもおすすめです。
リクシルに修理を依頼する場合は、依頼前に製品の品番と製品保証書を確認してください。
品番はトラブルの原因を探るのに役立ちますし、製品保証書の内容によっては修理費用が無料になります。有料の修理になった場合、現地払いかコンビニ払いで支払いできます。
修理業者に依頼する方法とメリット・デメリット
- 修理費用が安くなりやすい
- すぐに修理に駆けつけてくれることが多い
- 故障診断や原因特定は無料の場合が多い
修理業者の多くは365日対応で、なかには24時間対応の業者もいます。早いときは電話が終わってすぐに現場に向かうこともあります。トイレのトラブルは早く解決したい場合が多いので、修理までの時間が短いのは大きなメリットです。また、多くの業者は故障診断や原因特定が無料なので、相談しやすいでしょう。
- 修理業者を探すのに手間がかかる
- 悪質な業者も存在する
悪質な業者は法外な修理費用を請求してくる場合があります。値段だけでなく実績や評判などを見ながら優良な業者をしっかり選びましょう。故障診断の様子や見積もりがおかしければキャンセルして他の業者やリクシルに修理を依頼してください。優良な業者には以下のような特徴があります。
- 良い口コミが集まっている
- 見積もりを書面で提示する
- 見積もりの内訳が分かりやすい
- 水道局指定工事店である
依頼方法は業者によって異なり、WEB、メール、LINE、電話などで依頼できます。
リクシルのトイレの特徴
リクシルのトイレは機能性に優れ人気となっている一方で、注意したいポイントもあります。ここからはリクシルのトイレの特徴について解説します。
汚れにくい
リクシルのトイレは独自素材の「アクアセラミック」で作られています。そのため、水垢や排泄物が付きにくく、水で簡単に汚れが落ちます。便座につなぎ目がないため、拭き掃除が楽なのも魅力です。
節水・節電がしやすい
節水・節電がしやすく、水道代・電気代の削減ができるのもリクシルのトイレの特徴です。製品にもよりますが、水道代・電気代を年間に6,000円ほど節約できることもあり、お得に使えます。一方、節水する分、トイレットペーパーなどを大量に流すとつまりが発生しやすくなるので要注意です。
自分で修理しづらい
リクシルのトイレは内部構造が複雑なので、トラブルが起きてもなかなか原因が分かりません。止水管や給水管も扱いづらいので自分で修理するのは難しいタイプのトイレです。修理を図ってみて解決できなさそうなら、早めにプロに依頼しましょう。
リクシルのトイレ修理は上手に依頼を
リクシルのトイレ修理について解説してきました。リクシルのトイレでトラブルが発生したら、まず応急処置をした上で、ご自分で修理を図り、手に負えない場合は無理せずリクシルや修理業者に依頼しましょう。ご自分に合った方法で上手に修理を依頼してください。
ハウスラボホームではリクシルのトイレの不具合対応も行っております。365日24時間対応で駆けつけしておりますので急なトラブルでも安心です。
出張費やキャンセル料はかかりませんのでまずはハウスラボホームへご相談ください。
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