分譲マンションの給湯器交換にかかる費用相場は?機器選びや注意点も解説
分譲マンションの給湯器交換費用の相場について説明します。この記事ではさらに、交換する給湯器の選び方や交換時の注意点、費用を安く行うコツなども解説します。分譲マンションの給湯器交換費用や機器選び、注意点などを知りたい方はぜひ参考にしてください。
分譲マンションの給湯器交換前に機器のタイプを確認する
分譲マンションの給湯器には大きく分けて2つのタイプがあります。分譲マンションの給湯器交換時は「交換する機器を選ぶこと」が必要になります。交換する機器選びのためにも、まずは分譲マンションの給湯器タイプについて見てみましょう。
分譲タイプの2つの給湯器の特徴・タイプは次の通りです。
- PS設置タイプの給湯器
- ベランダ壁掛け設置タイプの給湯器
分譲マンションのPS設置タイプの給湯器
分譲マンションの給湯器タイプのひとつが「PS(パイプスペース)設置タイプ」です。PS設置タイプの特徴は、分譲マンションの玄関脇にあるパイプスペースもしくはパイプシャフトに設置するところです。
PS設置タイプの給湯器にはさらに給湯専用タイプや風呂給湯器タイプなどの種類があります。
分譲マンションのベランダ壁掛け設置タイプの給湯器
分譲マンションのもうひとつの給湯器タイプが「ベランダ壁掛け設置タイプ」です。ベランダ壁掛け設置タイプの特徴は、分譲マンションのベランダの壁に設置するところです。
ベランダ壁掛け設置タイプの給湯器にもさらに給湯専用タイプや風呂給湯器タイプなどの種類があります。
分譲マンションの給湯器はさらに3つのタイプがある
分譲マンションの給湯器には設置場所によるタイプの他に、機能によってさらに3つの種類があります。
- 給湯専用の給湯器
- 風呂給湯器
- 給湯暖房熱源機
給湯専用の給湯器とは追い炊きなどの機能は一切なく、給湯のみのタイプです。分譲マンション用の給湯器の中でも費用相場が一番安いのがこの給湯専用タイプの給湯器になります。
ふろ給湯器とは、追い炊き機能が付いているタイプの給湯器です。お風呂にお湯を自動で張れるタイプの給湯器でもあります。分譲マンション用の給湯器の中では次に費用相場が安いタイプです。
給湯暖房熱源機は分譲マンションの給湯器の中で最も費用相場が高いタイプの機器になります。給湯暖房熱源機は追い炊き機能に加えて床暖房など、複数の機能・高い機能性を有しているタイプの給湯器です。
給湯器交換にかかる費用の相場
戸建て住宅・マンション・アパートなどの給湯器交換にかかる全体の費用相場は5万円~30万円ほどになっています。ただ、これはあくまで給湯器交換の全体的な費用相場なので、給湯器のタイプや住まいによって細かな相場金額は変わってくると考えた方が良いでしょう。
たとえば、給湯器全体の費用相場は5万円~30万円ですが、戸建て住宅の壁掛けタイプの給湯器の場合は7万円~32万円ほどが費用相場になっています。
給湯器交換の費用相場には幅がありタイプによっても変わってくることから、機器交換の際は必ず業者から見積もりを取ることをおすすめします。
分譲マンションの給湯器交換の費用相場と内訳
住まいの中でも分譲マンションの場合、給湯器交換の費用相場はどうなっているのでしょうか。分譲マンションの給湯器交換費用について、費用相場と内訳に分けて説明します。
分譲マンションの給湯器交換の費用相場
分譲マンションの給湯器交換にかかる費用の相場は5万円~23万円ほどです。
費用相場に幅があるのは設置タイプや機能などによって具体的な費用がかなり変わってくるためです。
なお、これはあくまで相場でしかありません。給湯器が高額であるなどの事情があれば30万円以上の費用になることもあります。実際にかかる費用を知りたいときは、業者から見積もりを取った方が良いでしょう。
分譲マンションのPS設置タイプの給湯器の費用相場
分譲マンションの給湯器交換費用の相場はタイプによっても変わってきます。
PS設置タイプの給湯器交換費用の相場は24万円~38万円ほどです。
分譲マンションのベランダ壁掛け設置タイプの給湯器の費用相場
ベランダ壁掛け設置タイプの給湯器を交換する際の費用相場は23万円~29万円ほどになっています。
費用相場としてはPS設置タイプの給湯器よりやや低めです。
分譲マンションの給湯器交換費用の内訳
分譲マンションの給湯器交換の費用には機器代と交換工事の費用があります。
業者に交換工事を依頼したときは給湯器の交換から設置のための工事、試運転などを行います。これらの作業を一通り行ったときの費用相場は4万円~5万円ほどです。
分譲マンションの給湯器交換を安く行うコツ
分譲マンションの給湯器交換を行う際はやはり「費用を安くしたい」と思うのではないでしょうか。
給湯器交換を安い費用で行うためにはコツが必要です。
- 給湯器交換ではなく修理で対応する
- 給湯器交換を依頼する業者の見積もりを比較する
- 給湯器交換の追加費用がかからないようにする
分譲マンションの給湯器が新しければ交換ではなく修理する
分譲マンションの給湯器には交換の目安・タイミングがあります。
給湯器の寿命は8年~10年ほどが目安です。なので、給湯器が不調で「交換すべきか」「修理すべきか」と迷っているなら、給湯器の寿命の目安で修理か交換かを決めてはいかがでしょう。仮に修理で対応できる場合はあえて給湯器は交換せず、修理によって費用を安くすることが可能です。
ただ、注意したいのは、給湯器の型式が古い場合やもう少しで8年~10年経過するときの修理です。給湯器の型式が古い場合やもう少しで寿命に達する場合、せっかく修理しても再び交換や修理で費用がかかってしまう可能性があります。給湯器の型式が古い場合やもう少しで寿命の年数になる場合は修理ではなく交換の方が総合的な費用は安くなる可能性があります。
分譲マンションの給湯器を扱っている専門業者に「修理と交換どちらが安いか」を相談してみると良いでしょう。
分譲マンションの給湯器交換では複数の業者の費用を比較する
分譲マンションの給湯器交換で1社にだけ見積もりをお願いすると、その業者が高い価格設定をしていても見抜くことはできません。分譲マンションの給湯器交換を安く行いたいなら複数の業者に見積もりを依頼して、各見積もりの金額や内容を比較することをおすすめします。
複数の業者から見積もりを取って、費用の安さや内容を比較し、安く給湯器交換できる業者に依頼することがコツになります。
給湯器交換の際に追加費用がかからないよう注意する
分譲マンションの給湯器交換の際の追加費用がかからないようにすることも、交換を安く行うコツになります。そのためにも、見積もりの内容については細部まで見て比較する必要があります。
たとえば、A社からもらった見積もりには総額30万円と書いてありました。B社から取った給湯器交換の見積もりは総額で28万円になっていました。A社とB社の見積もりの費用だけを比較するとB社の方が安くてお得という結果になります。
ただ、見積もりの内容を詳しくチェックしてみると、A社は給湯器交換の際の機器と工事を含めた価格になっているのに対してB社は給湯器のみの費用になっていました。B社は工事費が別になっており、給湯器交換の工事まで行うためにはさらに出張費と工事費が加算される仕組みです。出張費や工事費などを加算すると、最終的にA社より4万円高くなってしまいました。
分譲マンションの給湯器交換費用を安くしたいときは単純に見積もりの総額だけ比較しないよう注意が必要です。見積もり内容に「何が含まれるか」まで確認し、追加費用が発生しないようにすることもポイントです。見積もりを比較して安くしたつもりが、予想外の費用でかえって高くなってしまっては意味がありません。
分譲マンション向けなど家にあった給湯器選びのコツ
分譲マンションなど住まいにあった給湯器を選ぶためにはコツがあります。
住まいにあわせた給湯器選びのコツは3つです。
- 給湯器のタイプ・種類を確認する
- 給湯器の号数も確認する
- 給湯器の保証を確認する
分譲マンションの給湯器交換ではタイプ・種類を確認して選ぶ
分譲マンションにあった給湯器を選ぶためにも給湯器のタイプや種類を確認して選ぶ必要があります。一言に給湯器といってもPS設置タイプの給湯器やベランダ壁掛け設置タイプの給湯器などタイプがありますので、交換時に違ったタイプを選んでしまうと「設置できなかった」と困ってしまう可能性があります。
分譲マンションで利用している給湯器のタイプ・種類をまずは確認し、それから給湯器選びをしてください。
分譲マンションの給湯器交換では号数も確認して選ぶ
お住まいの分譲マンションにあった給湯器を選ぶためには号数も重要です。
号数とは「1分間にどのくらいの25度のお湯を作れるか」という給湯器のスペックを意味します。給湯器の号数には16号や20号、24号などがあり、たとえば20号の場合は「1分間に25度のお湯を20リットル作れる」という意味です。
号数が小さいとそれだけ作れる量のお湯は少なくなってしまいます。多くのお湯を使うお宅では、号数が小さいとお湯が間に合わない可能性があるのです。分譲マンションの給湯器選びでは使っている号数を確認し、その上で「この号数で不足はないか」「別の号数の給湯器へと交換する必要はあるか」を検討してみましょう。
なお、ファミリー向けの分譲マンションではよく24号の給湯器が使われています。単身向けの分譲マンションでよく使われているのは16号の給湯器です。
世帯ごとの給湯器の号数の目安は次の通りです。
- 単身世帯や複数箇所でお湯を使用しない世帯 / 16号
- ファミリー世帯や複数箇所でお湯を使用する世帯 / 24号
- 夫婦2人暮らしの世帯 / 20号
これはあくまで目安なので「我が家はお湯を多めに使う」などの事情があれば、交換前の給湯器とは別の号数を検討しても良いでしょう。反対に「あまりお湯を使わない」という場合は号数を下げることも可能です。
給湯器の号数をより大きなものに変えたい場合は、その号数が使えるかガスメーターの確認も必要になります。先にガスメーターを業者にチェックしてもらい、使えると分かってから給湯器選びをしてください。
分譲マンションの給湯器交換では保証についても確認して選ぶ
分譲マンションの給湯器交換では保証についてチェックして機器選びをすることもポイントになります。
分譲マンションの給湯器を新しい機器と交換しても、すぐに壊れては大変です。このようなケースで頼りになるのがメーカーや業者の保証です。給湯器を選ぶときは「どのような保証が付いているか」「保証期間は何年か」を確認して選ぶことをおすすめします。
また、長期保証が付いていても、保証している会社が倒産などでなくなると保証を受けられません。長期保証を約束している会社の場合、「保証期間を満了する間、その会社は存続しているだろうか」とよく考えてみてください。
分譲マンション向けの給湯器交換業者の選び方
分譲マンション向けの給湯器交換業者は次のようなポイントで選ぶことをおすすめします。
- 交換など給湯器の専門業者である
- 給湯器交換にすぐ対応してくれる
- 的確なアドバイスをしてくれる
- 見積もりや費用が分かりやすい
- 給湯器交換後の保証やアフターフォロー
交換など給湯器の専門業者を選ぶことがポイント
分譲マンションの給湯器交換では給湯器の専門業者を選ぶことが重要です。
住まいに関する業者にはさまざまなタイプが存在しています。給湯器をはじめとして住まい全般の工事を行っている業者もあれば、給湯器や水まわりを専門にしている業者もいます。幅広い分野に対応してくれる業者は便利ですが、給湯器専門の業者の方がやはり給湯器のことには詳しく手慣れていると言えるでしょう。
給湯器交換についての専門的なアドバイスを受けるため、そしてスムーズな交換工事のためにも、給湯器専門の業者を選ぶことがポイントです。
給湯器交換にすぐ対応してくれる業者であることも重要
給湯器が壊れていると分譲マンションでの生活が不便になってしまいます。給湯器交換を依頼する業者選びでは、給湯器交換にすぐ対応してくれる業者を選ぶことがポイントです。給湯器の故障などですでに生活に影響が出てしまっているときは、業者選びの際に事情を話して「すぐ対応してもらえるか」確認しておきましょう。
給湯器交換の工事に時間がかかると、お湯が使えないなどの不便が考えられます。工事期間なども確認した上で業者選びに活かしてください。
給湯器交換について的確なアドバイスをしてくれる
分譲マンションの給湯器交換の際は給湯器選びや工事について的確なアドバイスをしてくれる業者を選ぶこともポイントです。
給湯器交換の際に「やはり自分ではなかなか選べない」という方や「プロに提案やアドバイスを受けたい」という方は少なくありません。「給湯器選びで失敗したくないのでプロにいろいろ教えてもらいたい」という方もいらっしゃいます。
業者のアドバイスや提案なども業者選びの参考材料になります。アドバイスや提案内容から「安心して任せられる」と感じた業者を選ぶことがポイントです。
給湯器交換の費用や見積もりが明瞭である
分譲マンションの給湯器交換時の費用や見積もりが不明瞭だと、その業者には安心して任せられないと感じる方は少なくありません。費用はトラブルになりやすいポイントだからこそ、分かりやすいことが重要です。
分譲マンションの給湯器交換費用や見積もりについて尋ねたときに言葉を濁す業者や説明が分かりにくい業者などはおすすめできません。費用の説明が分かりやすく、明瞭な見積もりを出してくれる業者を選ぶことがポイントです。
給湯器交換後の保証やアフターフォローがしっかりしている
分譲マンションの給湯器交換業者を選ぶ際は保証やアフターフォローも注目したいポイントです。
給湯器を交換してから不具合が出るなどのトラブルも考えられるため、業者を選ぶ際は保証やアフターフォローのしっかりしている業者がおすすめです。
業者の比較をしているタイミング、あるいは業者への依頼を検討しているタイミングで保証やアフターフォローについて尋ねてみると良いでしょう。
分譲マンションの給湯器交換時の流れとは?
分譲マンションの給湯器交換は次のような流れで進めます。
- 分譲マンションの規約を確認する
- 給湯器の専門業者選びをする
- 依頼を検討している専門業者に相談や費用の見積もりを依頼する
- 相談や見積もりの内容を参考に業者選びをする
- 分譲マンションの管理会社(管理組合)へ給湯器交換について連絡・申請する
- 給湯器交換工事を行う
戸建て住宅の場合は所有者の判断で自由に給湯器を交換できますが、分譲マンションの場合は規約などで交換について定められていることも多く、事前に確認しておく必要があります。
分譲マンションでの給湯器交換時は管理組合や管理会社へ事前に連絡・申請を行うケースが多いのが特徴です。給湯器交換の申請では書類の提出が必要になることもあります。
分譲マンションの給湯器交換の流れがよく分からない場合は、事前に管理会社などに問い合わせておきましょう。
給湯器選びなどを自分で先に進めてしまうと、後から「取り付けできない」「事前に申請が必要だった」「規約で定められているタイプと違っていた」と困る可能性があります。まずは規約を確認し、それから業者に相談するという流れで進めてください。
分譲マンションの給湯器交換時に注意したいポイント
分譲マンションの給湯器交換時に注意したいポイントは3つあります。
- 分譲マンションの規約で給湯器のタイプなどを指定されていることがある
- ガス給湯器を交換する際はガスの種類に対応しているか確認する
- 分譲マンションの給湯器交換は自分で進めず専門業者に相談する
分譲マンションの規約で給湯器が指定されていることがある
分譲マンションごとに規約の内容は異なります。分譲マンションによっては規約で給湯器のタイプや号数、色などを指定していることがあるため、注意が必要です。規約の指定と違った給湯器を取り付けようとすると、取り付けが難しいばかりかトラブルの原因になる可能性があります。
分譲マンションでの給湯器交換では、はじめに規約を確認することが重要です。規約について分からなければ、管理会社などに給湯器を交換したい旨を連絡し、ルールを教えてもらうことも注意点になります。
ガスは2種類!給湯器の交換は対応しているガスに注意が必要
交換する給湯器がガス給湯器の場合、ガスの種類に注意してください。
ガスには都市ガスとプロパンガスがあります。都市ガスの分譲マンションで交換用にプロパンガス用の給湯器を買ってしまうと、取り付けも利用もできません。ガス給湯器交換の際はガスの種類についても確認しておきましょう。
分譲マンションの給湯器交換は流れや工事が難しいためまずは業者に相談を
分譲マンションの給湯器交換は事前申請などがあることも多く、工事の流れは戸建て住宅と比較して難しくなっています。また、規約で給湯器について定められていることがある他、交換する給湯器のタイプなどで迷ってしまうことも少なくありません。
分譲マンションの給湯器交換では、まずは知識と経験のある給湯器の専門業者を頼ってください。その方が機器選びや工事もスムーズです。
分譲マンションの給湯器交換にかかる費用相場は?機器選びや注意点のまとめ
分譲マンションの給湯器交換にかかる費用相場について説明しました。費用相場には幅があるため、給湯器交換の際は業者に相談して見積もりで費用を確認することをおすすめします。また、見積もりで費用を把握した後に予想外の追加費用が発生しないように、見積もり内容についても業者にしっかり確認しておきましょう。
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